愛知県 名古屋市

感震ブレーカー設置助成(分電盤タイプ)

佐藤
名古屋市で感震ブレーカーを設置したいのですが、補助してくれる制度はありますか?
田中
あります。「感震ブレーカー設置助成(分電盤タイプ)」です。地震時の電気火災を防ぐために、分電盤に内蔵または後付けする感震ブレーカーの設置費用の一部を助成する制度です。名古屋市内に住宅を所有または居住している方が対象になります。
交付決定前の設置は対象外です

必ず交付決定の通知を受け取ってから器具を購入・設置してください。交付決定前に購入または設置してしまうと、助成の対象外になります。

名古屋市感震ブレーカー設置助成の申請フロー
対象器具確認、見積もり依頼、交付申請、交付決定後の設置、完了報告から助成金振込までの流れ

どんな制度か

佐藤
感震ブレーカーというのは、そもそもどういう器具なんですか?
田中
地震の大きな揺れを感知すると、自動で電気を遮断する器具です。一般的なアンペアブレーカーや漏電ブレーカーとは別物で、地震のあとに発生しやすい電気火災(通電火災)を抑える効果があるとされています。
佐藤
この記事の制度は、どのタイプの感震ブレーカーが対象なんですか?
田中
<span class="textMarker">分電盤に内蔵または後付けするタイプ</span>が対象です。設置には電気工事が必要になります。おもり玉・バネ・電池式などの簡易タイプ、コンセント式の感震ブレーカーは、この制度とは別の「感震ブレーカー設置促進助成事業(簡易タイプ・コンセントタイプ)」の対象になり、こちらは主な木造住宅密集地域に住む方向けに令和8年10月ごろから受付開始予定と案内されています。申し込む前に、自分が使いたい器具のタイプと対象事業が合っているか確認してください。
制度の基本情報
項目内容
自治体愛知県 名古屋市
制度名感震ブレーカー設置助成(分電盤タイプ)
主な対象名古屋市内に所有または居住する住宅
申請者住宅の所有者、または賃貸住宅に居住する契約者本人
助成率既存住宅への設置は設置費の2分の1(主な木造住宅密集地域)または3分の1(左記以外の地域)
助成上限4万円(密集地域)/2万6千円(左記以外の地域)※既存住宅設置の場合
受付期間2026年8月12日から2027年1月29日まで(先着順)

対象者と対象住宅

佐藤
申請できるのはどんな人ですか?
田中
名古屋市内に所有する、または居住する住宅に感震ブレーカーを設置する方です。賃貸住宅の場合は、契約者本人であれば申請できます。所有者と居住者どちらでも対応できる制度です。
佐藤
対象になる地域に制限はありますか?
田中
名古屋市内であればどこでも申請自体は可能ですが、助成率と上限額が地域によって変わります。市が指定する「主な木造住宅密集地域」(北区の大杉・杉村地区、中村区の米野地区・中村地区・日比津地区、瑞穂区の大喜地区・御剱地区の一部、中川区の下之一色地区・戸田地区、南区の桜・笠寺・本星崎地区・呼続地区、守山区の鳥羽見・廿軒家地区の7区11地区)は助成率・上限額とも手厚く、それ以外の地域はやや低めの設定です。<span class="textMarker">自分の住所が密集地域に含まれるかどうか</span>は、公式ページに掲載されている地区別の地図PDFで確認してください。一部対象外の住所も含まれるため、地区名だけで判断しないほうが安全です。

助成対象の器具と助成額

佐藤
どんな器具でも対象になりますか?
田中
いいえ。一般社団法人日本配線システム工業会の「感震機能付住宅用分電盤(JWDS0007付2)」の規格を満たすもの、または一般財団法人日本消防設備安全センターの消防防災製品等推奨証を受けているものが対象です。購入前に、電気工事店や家電量販店に対象規格かどうか確認してから見積もりを取ってください。
佐藤
気になる価格ですが、内蔵型と後付型でどれくらい違いますか?
田中
公式ページの目安では、内蔵型は5万円から8万円ほど、後付型は2万円ほどとされています。ただし助成額はこの器具の価格そのものではなく、設置費用に対する助成率と上限額で決まります。既存の住宅に設置する場合、主な木造住宅密集地域は設置費の2分の1で上限4万円、それ以外の地域は設置費の3分の1で上限2万6千円です。新築等の際に設置する場合は一律1万円(密集地域)または一律6千円(それ以外の地域)になります。購入時のポイント利用分や値引き分は、設置費・購入費から除かれる点にも注意してください。
佐藤
予算には限りがあるんですね。
田中
はい。令和8年度は主な木造住宅密集地域で100件程度、それ以外の地域で640件程度の予定件数が示されています。申請額が年間の予算額に達すると受付期間中でも受付を終了し、超過分は抽選になると案内されているので、早めの申請が安心です。

申請前に必要な手続き

佐藤
申請の流れを教えてください。
田中
まず感震ブレーカー設置助成金交付申請書に見積書などの必要書類を添えて提出します。見積もりは、住宅を建築した業者や近くの電気工事店、家電量販店に相談すれば取れます。名古屋市は愛知県電気工事業工業組合への相談も案内しています。市が申請内容を審査し、交付決定通知書を郵送します。ここまでで受付から3週間程度かかるとされています。
申請から助成金受け取りまでの流れ
  1. 対象規格の器具か確認し、見積もりを依頼する
  2. 感震ブレーカー設置助成金交付申請書を郵送またはメールで提出する
  3. 交付決定通知書が届くまで待つ
  4. 交付決定後に器具を購入・設置する
  5. 完了届兼請求書を必要書類とともに提出し、助成金の振込を待つ
佐藤
交付決定より前に工事してしまったらどうなりますか?
田中
その場合は助成の対象外になります。焦って先に発注しないよう注意してください。設置が終わったら、完了届兼請求書に必要書類を添えて提出します。完了報告の期限は2027年2月28日です。市が内容を検査したうえで確定通知書を郵送し、完了届兼請求書に記載した口座に助成金が振り込まれます。

受付期間と問い合わせ先

佐藤
受付期間はいつからいつまでですか?
田中
令和8年度は2026年8月12日から2027年1月29日までです。郵送(消印有効)またはメールで、先着順に受け付けます。予算に達した場合は期間内でも受付を終了することがあるので、申請を決めたら早めに動くのがおすすめです。
佐藤
問い合わせはどこにすればいいですか?
田中
受付窓口は株式会社MTKの感震ブレーカー受付窓口で、電話番号は0120-006-112です。営業は平日9時00分から17時00分までで、土日祝日と年末年始、時間外の対応はしていません。問い合わせ受付期間は2026年7月29日から2027年3月31日までとされています。制度の詳しい内容や最新の受付状況は、名古屋市の感震ブレーカー設置助成(分電盤タイプ)で確認してください。

設置後に確認しておきたいこと

佐藤
助成を受けて設置したら、それで終わりですか?
田中
器具の設置自体は完了報告と助成金の振込で一区切りですが、実際に使う場面を考えておくことも大切です。感震ブレーカーは地震の揺れを感知すると電気を自動で遮断するので、停電時の照明の確保や、在宅で使う医療機器、冷蔵庫、通信機器への影響もあらかじめ家族で話し合っておくと安心です。
佐藤
分電盤の場所も覚えておいたほうがよさそうですね。
田中
そうですね。<span class="textMarker">分電盤の設置場所と、地震後に安全を確認してから電気を復旧させる手順</span>を家族で共有しておくと、器具を導入した効果をより実感しやすくなります。設置工事の際に、電気工事店から復旧方法の説明も受けておくとよいでしょう。
佐藤
他の防災関連の補助制度と併用はできますか?
田中
この制度自体に他制度との併用を制限する記載は公式ページにありませんが、住宅の耐震改修助成など別の制度を検討している場合は、それぞれの制度の要件や予算枠を個別に確認してください。名古屋市の住宅関連の補助・助成制度は、名古屋市の住まいの支援制度一覧でまとめて確認できます。
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