兵庫県 西宮市

西宮市の住宅リフォーム助成事業(令和8年度2次募集)を解説

佐藤
実家の外壁と内装をまとめてリフォームしようと思っていて、西宮市で使える助成があると聞いたんですが、本当ですか。
田中
あります。「令和8年度(2026年度)住宅リフォーム助成事業について【2次募集】」という制度です。国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用した事業で、西宮市内の施工業者を利用して自宅の改修や補修工事をする場合に、経費の一部を助成してもらえます。
佐藤
2次募集ということは、もう1次募集は終わっているんですか。
田中
公式ページにはそう案内されていますが、1次募集との関係や、1次募集の枠が余ったのかどうかまでは書かれていません。今回の記事では、この2次募集について公式ページに書かれている内容だけをもとに説明します。
抽選制で、応募期間はすでに始まっています

この助成は先着順ではなく抽選制です。募集人数は約100名で、応募が多い場合は2026年9月3日(予定)に抽選が行われます。応募期間は2026年7月24日(金曜)から2026年8月31日(月曜)まで(郵送の場合は必着)で、当選しても、工事は「補助金等交付決定通知書」を受け取ってから着手する必要があります。すでに着手した工事や完了した工事は対象になりません。

西宮市住宅リフォーム助成事業の応募から助成金受取までの流れ
応募、抽選・当選、交付決定、工事着手、実績報告の流れ

どんな制度か

佐藤
そもそもどんな工事が対象になるんですか。
田中
住宅の改修工事や、機能の維持・向上のための補修、改良、設備改善のための工事です。床や壁紙の張り替えといった内装工事、外壁や屋根の塗装替えといった外装工事、敷地内の自家用駐車場の設置・修繕工事などが具体例として挙げられています。一部の増築工事も含まれます。
佐藤
逆に対象にならない工事はありますか。
田中
擁壁、ブロック塀、フェンス、水道引き込みの工事は、公式ページで明確に対象外とされています。また、庭や植栽など建築物に当たらない部分の工事や、家電製品の取り付けなども対象外です。
制度の基本情報
項目内容
自治体西宮市
制度名令和8年度(2026年度)住宅リフォーム助成事業について【2次募集】
対象工事住宅の改修・補修・設備改善工事(内装・外装・駐車場設置など)。工事経費40万円以上(税込)、市内業者施工
助成額工事経費の10%、最高15万円
対象住宅申請者本人が所有し居住する市内住宅(マンションは専有部分のみ)
応募期間2026年7月24日(金曜)~2026年8月31日(月曜)(郵送は必着)
抽選応募多数の場合、2026年9月3日(予定)に抽選
当選発表2026年9月4日(金曜)午前9時頃に公式ページで番号掲示、全応募者へ結果通知を郵送
工事完了期限2027年3月1日までに完了・支払い・実績報告
担当窓口西宮市役所 商工課(本庁舎8階、電話0798-35-3641)

対象者と対象住宅

佐藤
誰でも応募できるわけではなさそうですね。
田中
はい。公式ページでは、次の4つすべてに該当する人が対象とされています。①募集開始時点(2026年7月24日)で、助成対象住宅に住民登録をしていること、②その住宅に居住しており、かつ住宅の所有者(登録名義人)であること、③市税を滞納していないこと、④過去にこの助成制度を利用したことがないこと、です。
佐藤
家族名義の家に住んでいる場合はどうなりますか。
田中
「住宅の所有者(登録名義人)」であることが要件なので、名義人本人が応募者になる必要があります。名義人以外の家族が代わりに応募できるかどうかは公式ページに明記されていないため、該当しそうな場合は西宮市役所 商工課(電話0798-35-3641)に事前に確認してください。
佐藤
対象になる住宅にも条件がありますか。
田中
申請者が所有し、居住している市内の住宅が対象です。マンションの場合は専有部分のみが対象で、収益物件や事業所は対象外、未登記物件も対象外です。申請時には、所有していることと居住していることを確認できる公的な書類の提出が必要です。

助成額の考え方

佐藤
助成額はどう計算するんですか。
田中
対象となる工事経費の10%が助成額で、上限は15万円です。工事経費は40万円以上(税込)であることが対象の条件なので、例えば工事経費が80万円なら、助成額は80万円の10%で8万円になります。工事経費が150万円なら10%で15万円となり、ちょうど上限に達します。工事経費がそれ以上に大きくても、助成額は15万円が上限で変わりません。
佐藤
市外の業者に頼んだ場合はどうなりますか。
田中
対象外です。この助成は「市内の施工業者」を利用することが前提で、市内の施工業者とは西宮市内に主たる事業所を有する者(個人業者も含む)を指します。あわせて、見積書や領収書に記載する住所も西宮市内の施工業者であることが要件です。業者を選ぶ段階で、この条件を満たしているか確認しておく必要があります。

申請前に気をつけること

佐藤
工事を先に始めてしまってから申請するのは無理ですか。
田中
無理です。工事の着手は「補助金等交付決定通知書」を受け取ってから可能になります。それより前に着手している工事や、すでに完了している工事は助成の対象になりません。抽選で当選しても、通知を受け取るまでは着工を待つ必要があります。
佐藤
部品が手に入らなくて工事が遅れたらどうなりますか。
田中
対象外になる可能性があります。公式ページでは、応募にあたって部品や物品が期限内(2027年3月1日)に調達できることを施工業者に確認したうえで応募するよう案内されていて、調達遅れなどで工事が期限を超えた場合は助成の対象外になるとされています。業者と工程を相談してから応募したほうが安全です。
佐藤
他の補助金と一緒に使うことはできますか。
田中
できません。公式ページには、西宮市の他の制度や、国・県による助成を受けている工事は対象にならないと明記されています。例えば[西宮市 令和8年度西宮市戸建住宅ZEH化及び窓リノベ促進補助事業](/program/73)のような同じ市の別制度をすでに利用する工事には、この住宅リフォーム助成を重ねて使うことはできません。どちらか一方を選ぶ必要があります。
応募から助成金受取までの流れ
  1. 公式ページで対象工事・対象外工事・応募条件を確認し、市内の施工業者に見積りを依頼する
  2. 部品・物品が2027年3月1日までに調達できることを施工業者に確認したうえで、2026年7月24日~8月31日の応募期間内に郵送またはインターネット(にしのみやスマート申請)で応募する
  3. 応募多数の場合は2026年9月3日(予定)に抽選が行われ、2026年9月4日に当選番号が公式ページに掲示され、結果通知が郵送される
  4. 当選後、案内に沿って交付決定の手続きを行い、「補助金等交付決定通知書」を受け取ってから工事に着手する
  5. 2027年3月1日までに工事完了・工事代金の支払いを終え、実績報告を行う

他制度との使い分け

佐藤
西宮市には、この助成以外にも住宅関連の助成がいろいろあるんですよね。
田中
あります。例えば止水板の設置には[西宮市 止水板(防水板)設置助成制度](/program/65)、戸建住宅のZEH化や窓の断熱リノベーションには先ほど触れた[西宮市 令和8年度西宮市戸建住宅ZEH化及び窓リノベ促進補助事業](/program/73)があります。ただし、この住宅リフォーム助成は「他の市制度や国・県の助成を受けている工事は対象外」という条件があるため、どの工事にどの助成を使うかは、応募前に整理しておく必要があります。
佐藤
内装や外装のリフォームだけなら、この助成が使いやすそうですね。
田中
そうですね。ZEH化や窓の断熱改修のような専用制度がない、一般的な内装工事・外装工事・駐車場工事であれば、この住宅リフォーム助成が候補になります。ただし抽選制で募集人数も約100名と限られているため、応募すれば必ず使えるとは限らない点は理解しておいてください。

公式情報

佐藤
詳しい内容はどこで確認できますか。
田中
西宮市公式の令和8年度(2026年度)住宅リフォーム助成事業について【2次募集】ページに、対象工事、助成額、応募方法、抽選・当選発表の日程が掲載されています。ページの更新日は2026年7月7日です。西宮市の住宅関連助成の一覧は西宮市 すまいに関する助成ページから確認できます。この制度に関する不明な点は、担当窓口の西宮市役所 商工課(電話0798-35-3641)に問い合わせてください。西宮市総合コールセンター(0798-36-5000)は市政全般の一般案内窓口で、制度の詳細な回答はできないため、商工課へ直接連絡することをおすすめします。
佐藤
応募期間は今も続いているんでしょうか。
田中
公式ページに記載された応募期間は2026年7月24日から2026年8月31日までです。応募を検討する場合は、必ず公式ページで最新の募集状況を確認したうえで、期限に間に合うように準備してください。