兵庫県 西宮市

西宮市の止水板(防水板)設置助成制度を解説

佐藤
最近、ゲリラ豪雨で近所の玄関先まで水が来たんです。止水板を付けたいんですけど、費用が結構かかりそうで……。
田中
西宮市なら「止水板(防水板)設置助成制度」があります。購入費と設置工事費の合計額の2分の1を助成してもらえる制度で、上限は50万円です。
佐藤
50万円まで出るんですか。それはかなり助かりますね。誰でも申請できるんでしょうか。
田中
対象となるのは、西宮市が指定する助成対象区域内にある建物の所有者または居住者です。戸建住宅はもちろん、集合住宅や法人の事務所も含まれます。ただし、いくつか除外条件があります。
佐藤
どんな条件で対象外になるんですか?
田中
主に3つあります。国や地方公共団体が所有する建物、平成28年5月1日以降に建築確認申請の許可を受けた新しい建物、そして過去に同じ制度で助成を受けた建物への再設置です。最後のケースは、設置から10年以上経過して撤去が必要な状況であれば対象になることがあります。
必ず着工前に申請が必要です

止水板の購入・設置工事を行う前に申請書類を提出し、西宮市から交付承認を受けることが必須です。工事を終えてから申請しても助成は受けられません。

止水板設置助成の申請フロー(西宮市)

どんな制度か

西宮市が浸水被害を軽減するため実施している助成制度で、浸水リスクのある区域内の建物への止水板設置を費用面から支援します。担当は上下水道局 下水計画課で、毎年4月1日から翌年1月31日まで受け付けています(予算に達した時点で早期終了)。

制度の基本情報
項目内容
助成率購入費+設置工事費の2分の1
上限額50万円(1,000円未満切捨て)
受付期間毎年4月1日〜翌年1月31日
担当窓口上下水道局 下水計画課(電話:0798-32-2264)
所在地西宮市六湛寺町8-28 西宮市役所第二庁舎8階
工事前申請必須(着工前に交付承認を受けること)

対象区域

市が指定する「助成対象区域」内に限られます。南部地域と北部地域に区分されており、詳細は西宮市公式ページに掲載されている対象区域図(PDF)で確認してください。自分の住所が対象か事前に必ず確認しておくことをお勧めします。

佐藤
止水板にも種類がいろいろありますよね。どんなものが対象になりますか?
田中
基本的には「市販の金属製で、一定の止水性能を有し、取り外しまたは移動が可能なもの」が対象です。止水性能の要件として0.02m³/h・m²(1時間あたり20リットル/m²)以上が必要です。
佐藤
中古品や自作品は使えますか?
田中
中古品は、製品保証と購入金額が確定できれば対象になります。自作品については、市が問題ないと判断した場合は認められることがありますが、原則は市販品です。また購入だけでなく、設置に必要な付帯工事(サッシ工や防水工事など)の費用も助成の計算に含めることができます。

助成金額の計算方法

助成金は以下の式で計算します。

**(止水板の購入費 + 設置工事費 + 必要な外構工事費)÷ 2 = 助成金額**

1,000円未満は切り捨て、上限は50万円です。

**計算例:** 止水板77万円(本体)+設置工事費18万円 = 合計95万円

→ 95万円 × 1/2 = 47万5000円の助成

この例では、上限の50万円を下回るため47万5000円を受け取れます。止水板のみで100万円以上になる場合でも、助成の上限は50万円です。

複数設置する場合の考え方

佐藤
玄関と勝手口、2か所に付けたい場合はどうなりますか?
田中
同じ建物への複数設置は「1件の申請」として扱われます。複数箇所まとめて申請できますが、助成の上限は建物全体で50万円です。別の建物に設置する場合は、建物ごとに1件の申請が可能です。
佐藤
マンションの共用廊下に設置する場合は?
田中
集合住宅の共用部への設置も対象です。その場合は建物全体で1件の申請となり、上限50万円が適用されます。入居者(借主)が自分の住戸部分に申請することも可能ですが、その場合も上限は50万円です。

申請手順

  1. 対象区域かどうかを市HPの区域図(PDF)で確認する
  2. 担当窓口(上下水道局 下水計画課)に相談し、必要書類を確認する
  3. 申請書類(交付申請書・位置図・誓約書・製品パンフレット・住民票・工事見積書など)を揃える
  4. **購入・工事を行う前に**申請書類を提出し、交付承認通知書を受け取る
  5. 交付承認後に止水板を購入・設置工事を行う
  6. 工事完了後、完了報告書・工事写真・領収書などを提出する
  7. 交付額確定通知書を受け取り、助成金交付請求書を提出する
  8. 助成金を受け取る

申請に必要な主な書類

**申請時:**

助成金交付申請書、位置図、誓約書、承諾書、製品パンフレット、住民票、登記簿謄本、設置予定場所の写真、施設の平面図・構造図、工事見積書

**完了報告時:**

完了報告書、工事前後・工事中の写真、工事出来高書、領収書

**助成金請求時:**

交付額確定通知書の写し、助成金交付請求書

注意点・維持管理義務

設置後は10年以上の維持義務があります。大雨が予想されるときは事前に点検・設置をして備えることが重要です。浸水被害が発生した場合でも、市が損害賠償責任を負うことはないとされています。

また受付期間は毎年4月1日から翌年1月31日ですが、申請総額が予算に達した場合は早期終了します。年度内に購入・設置を計画している場合は早めに申請することをお勧めします。

他の西宮市の住まい支援制度との関係

佐藤
この助成と、他の防災・住宅支援制度は併用できますか?
田中
止水板設置助成は止水板専用の制度です。西宮市には「住宅リフォーム助成事業」や「太陽光発電設備導入補助」、「耐震化補助」など複数の制度がありますが、対象工事が別であれば別々に申請することが考えられます。ただし制度ごとに対象条件が異なるため、担当窓口に個別に確認してください。

制度の特徴と活用場面

この制度は、豪雨・浸水リスクの高い区域に住んでいる方が止水板を設置する際の費用負担を大きく軽減します。助成率が費用の2分の1と高く、50万円という上限も実務的に多くのケースをカバーします。玄関・車庫・勝手口など複数箇所への設置も1件の申請でまとめて対応でき、手続き面でも使いやすい設計です。

ただし**対象区域内の建物であること**と**工事前申請の徹底**が絶対条件です。まず区域図で自宅が対象かを確認し、購入・工事の前に必ず市に申請してください。

公式情報

  • [西宮市 止水板(防水板)設置助成制度(公式ページ)](https://www.nishi.or.jp/kurashi/sumai/josei/sisuiban-secchijosei.html)
  • [西宮市 止水板助成制度 よくある質問](https://www.nishi.or.jp/kurashi/sumai/josei/shisuibanshitsumon.html)
  • [西宮市 住まいに関する助成制度一覧](https://www.nishi.or.jp/kurashi/sumai/josei/)

お問い合わせ:西宮市役所 上下水道局 下水計画課(電話:0798-32-2264)