兵庫県 西宮市

西宮市の住まいの緑化助成制度を解説(接道・壁面・屋上緑化)

佐藤
西宮市に住んでいるんですが、庭に木を植えたり、フェンスに植物を這わせたりすると補助金が出ると聞いたんです。本当ですか?
田中
本当です。西宮市には「住まいの緑化助成制度」があって、住宅の緑化工事に対して助成金を出しています。接道緑化・壁面緑化・屋上緑化の3種類が対象で、種別によって助成の仕組みが少し違います。
佐藤
3種類もあるんですね。それぞれどんな工事が対象になるんでしょうか?
田中
まず「接道緑化」は、道路や水路に面した敷地の、道路境界線から7メートル以内の部分に植栽する工事です。通行する人が外から見える位置でないといけません。助成を受けるには高木・中木を合わせて3本以上の新規植栽が条件になります。「壁面緑化」は、建物の外壁やブロック塀・ネットフェンスなどをツル植物で覆う工事。「屋上緑化」は建物の屋上に恒久的な植栽地盤を設けて緑化する工事です。
佐藤
それぞれの助成金額を教えてもらえますか?
田中
種別によって計算の仕方が違います。接道緑化は植える木1本ごとに金額が決まっていて、合計の上限が5万円です。壁面緑化と屋上緑化は工事費の2分の1が助成されます。上限はそれぞれ壁面が10万円、屋上が15万円です。
助成金額の早見表
種別助成額上限
接道緑化樹木規格に応じて1本ずつ5万円
壁面緑化工事費の2分の110万円
屋上緑化工事費の2分の115万円
佐藤
接道緑化の「1本ずつ」というのはどういう計算になりますか?
田中
木の高さによって単価が決まっています。高木(高さ3メートル以上)が1本あたり1万5千円、中木2(高さ2メートル以上3メートル未満)が4,800円、中木1(高さ1.5メートル以上2メートル未満)が2,300円、低木2(高さ1メートル以上1.5メートル未満)が1,600円、低木1(高さ0.3メートル以上1メートル未満)が450円です。これらを合算して上限5万円までが助成されます。
工事前の申請が必須です

この制度は**工事着工前(着工の2週間前ごろまで)に申請**することが条件です。工事が始まってから申請しても受け付けてもらえません。植栽工事を決めたら、まず電話で申請書を取り寄せることから始めてください。

どんな制度か

「住まいの緑化助成制度」は、潤いある緑豊かなまちづくりを目指す西宮市が、住宅の庭や壁・屋上を緑化する工事費を助成するものです。個人だけでなくマンション管理組合などの団体も申請できます。

制度の基本情報
項目内容
実施自治体西宮市(兵庫県)
担当窓口花と緑の課(西宮市役所第二庁舎9階)
電話番号0798-35-3683
対象者住宅専用敷地で緑化工事を行う個人・団体
申請時期工事着工前(通年受付)
助成上限接道5万円・壁面10万円・屋上15万円

申請の流れ

住まいの緑化助成の申請フロー
  1. 緑化の種別(接道・壁面・屋上)を決め、対象要件を確認する
  2. 花と緑の課(0798-35-3683)に電話して申請書を取り寄せる
  3. 工事着工の2週間前ごろまでに申請書を提出する
  4. 助成決定後に工事に着工する
  5. 同一年度内に工事を完了させ、完了確認を受けて助成金を受け取る

対象者・対象住宅

住宅専用敷地内で接道緑化・壁面緑化・屋上緑化のいずれかを行う個人またはマンション管理組合などの団体が対象です。住居専用の敷地であることが条件で、事業用の建物だけに使っている敷地は対象外となります。

各緑化種別の詳細要件

### 接道緑化

道路(一般通行に使われている私道を含む)または水路に接する敷地の、境界線から7メートル以内の部分に植栽し、外部から見える位置であることが条件です。高木・中木を合わせて3本以上の新規植栽が必要です。

樹木の規格ごとの助成単価は以下のとおりです。

規格高さの目安1本あたり助成額
高木3メートル以上1万5千円
中木22メートル以上3メートル未満4,800円
中木11.5メートル以上2メートル未満2,300円
低木21メートル以上1.5メートル未満1,600円
低木10.3メートル以上1メートル未満450円

### 壁面緑化

建物の外壁、ブロック塀、ネットフェンスなどの壁面を緑化する工事が対象です。屋外で生育する木本性のツル植物を使い、1メートルあたり3株以上の植栽が必要です。プランターなど移動できる容器での植栽は対象外で、恒久的な植栽地盤であることが求められます。一年性のツル植物(アサガオなど)も対象外です。

助成額は工事費の2分の1で、上限は10万円です。

### 屋上緑化

建物の屋上を緑化する工事が対象です。恒久的な植栽地盤または専用の屋上緑化ユニットを使う必要があります。プランターの仮設置や、既存の緑化を撤去して植え替えるだけの工事は対象外です。

助成額は工事費の2分の1で、上限は15万円です。

注意事項

**同種別の再申請は5年間できません。** 同一敷地で同じ種別(例:接道緑化)の助成を受けた場合、5年間は同じ種別への助成を受けられません。また、**同一年度内・同一敷地での複数種別の併用はできません。** 公式ページに「同一年度内で同一敷地においては、助成制度の併用はできません」と明記されています。接道・壁面・屋上の各種別は年度をまたいでそれぞれ別に申請してください。

**対象外の植物があります。** 特定外来生物や、西宮市が定める対象外植物(トウネズミモチ、プリペット、ナンキンハゼ、ニセアカシアなど)は助成対象外です。植栽する樹種を決める前に花と緑の課に確認することをお勧めします。

**年度末近くは注意が必要です。** 申請した年度内に工事を完了させ、完了確認を受ける必要があります。年度末(3月)に工事を予定している場合は、余裕をもって早めに相談してください。

この制度の使いどころ

庭の植栽は純粋な「緑化」への助成のため、他の住宅リフォーム系補助金との制度的な競合は少ない傾向があります。既に耐震改修や省エネ改修を行いつつ、あわせて庭や外壁の緑化を計画している場合は、それぞれ別の制度を組み合わせて活用できる可能性があります。ただし組み合わせの可否は案件ごとに異なりますので、各担当窓口に確認してください。

接道緑化の場合、高木1本(1万5千円)と中木2を4本(4,800円×4=1万9,200円)植えると3万4,200円の助成を受けられる計算になります。本数を増やすほど助成額も増えますが、上限は5万円です。

公式情報

  • [西宮市 住まいの緑化助成制度(公式ページ)](https://www.nishi.or.jp/kotsu/kankyo/hanatomidori/seido/ikimonokyosei.html)

問い合わせ先: 西宮市 花と緑の課(電話:0798-35-3683、西宮市役所第二庁舎9階)