大阪府 大阪市
大阪市の感震ブレーカー設置促進事業を解説
耐震・防災確認済み
佐藤
大阪市で感震ブレーカーを設置するときの補助制度はありますか?
田中
「感震ブレーカー設置促進事業」があります。地震時の電気火災を抑える必要性が高いエリアを対象に、分電盤タイプの感震ブレーカー設置工事費の一部を補助する制度です。
大阪市全域ではなく対象エリア限定です
この制度は、東成区、生野区、天王寺区の一部など、公式ページで示された対象エリア内の住宅が対象です。大阪市内でも対象外の地域があります。

どんな制度?
佐藤
感震ブレーカーは、地震のときに電気火災を防ぐためのものですよね。
田中
はい。地震の揺れを感知したときに電気を遮断し、停電復旧後の通電火災などを抑えるための設備です。大阪市の制度では、ご家庭に分電盤タイプの感震ブレーカーを設置する工事費用の一部を補助します。
佐藤
防災の制度だけれど、住まいの改修にも関係しますね。
田中
その通りです。特に木造住宅が密集している地域では、火災の発生や延焼リスクを小さくすることが重要です。<span class="textMarker">対象エリア内で、分電盤タイプの機器を設置する工事</span>かどうかを最初に確認します。
制度の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自治体 | 大阪府 大阪市 |
| 制度名 | 感震ブレーカー設置促進事業 |
| 主な対象 | 対象エリア内の戸建て住宅・共同住宅等 |
| 申請者 | 所有者、または所有者同意を得た賃貸住宅の居住者 |
| 補助率 | 設置工事費の3分の2 |
| 補助上限 | 7万円 |
| 申請期限 | 2026年12月28日必着 |
対象エリアと申請者
佐藤
対象エリアはどこですか?
田中
公式ページでは、東成区の東小橋3丁目の一部、生野区の勝山北3〜5丁目、鶴橋1〜2丁目、中川西2〜3丁目、桃谷2丁目の一部、桃谷3〜5丁目、天王寺区の下味原町、東上町が示されています。番地単位の条件もあるため、住所をそのまま照合してください。
佐藤
賃貸に住んでいる人も使えますか?
田中
賃貸住宅に居住している方も、建物所有者の同意があれば申請者になれると案内されています。戸建て住宅や共同住宅等の所有者も申請できます。ただし、RC造やSRC造の建物は対象外です。
佐藤
マンション全部ではなく、構造も確認が必要なんですね。
田中
はい。対象エリア、建物構造、申請者の立場、所有者同意の有無をまとめて確認します。共同住宅の場合は、どの範囲の分電盤に設置するのかも整理してから相談すると進めやすいです。
対象となる機器と補助額
佐藤
どんな感震ブレーカーなら対象ですか?
田中
公式ページでは、一般社団法人日本配線システム工業会の感震機能付住宅用分電盤、JWDS0007付2の規格で定める構造と機能を有するものと案内されています。購入前に、対象機器かどうか施工業者や受付窓口で確認してください。
佐藤
補助額はいくらですか?
田中
補助金額は、設置工事費の3分の2、または上限7万円のいずれか低い方です。千円未満は切り捨てです。たとえば工事費が9万円なら3分の2は6万円ですが、工事費が12万円なら3分の2は8万円になっても上限7万円が適用されます。
佐藤
7万円が最大ということですね。
田中
はい。<span class="textMarker">対象機器の設置工事費が補助対象で、機器や地域が制度に合うかが先に確認するポイント</span>です。
申請前に確認する流れ
- 住所が対象エリア内か確認する
- 建物がRC造・SRC造ではないか確認する
- 対象規格の分電盤タイプか確認する
- 契約前に交付申請を行う
- 工事と支払いを終え、期限内に完了報告する
申請期限と注意点
佐藤
申請期限はいつですか?
田中
令和8年度の補助申請書の提出期限は2026年12月28日必着です。完了報告書の提出期限は2027年2月26日です。完了報告までに、補助対象工事を終えて、施工業者への支払いも完了している必要があります。
佐藤
先に工事契約をしてもいいですか?
田中
原則として、交付申請前に工事契約をした場合は補助金を申請できません。交付申請、交付決定、契約、工事、完了報告の順番を守ってください。予算の範囲内での補助なので、早めの相談が安心です。
佐藤
公式情報はどこで確認できますか?
田中
大阪市の感震ブレーカー設置促進事業を確認してください。対象エリア、補助額、申請様式、オンライン申請の案内がまとまっています。
設置前に家族で確認したいこと
佐藤
感震ブレーカーは、設置した後の使い方も大事そうですね。
田中
はい。地震時に電気を遮断する設備なので、停電時の照明、在宅医療機器、冷蔵庫、通信機器など、生活への影響も考えておく必要があります。設置後は、家族で分電盤の場所、復旧時の確認方法、非常用ライトの置き場所を共有しておくと安心です。
佐藤
補助制度の申請だけで終わりではないんですね。
田中
そうです。制度としては設置工事費の補助ですが、目的は電気火災のリスクを下げることです。対象エリアに住んでいる場合は、補助額だけでなく、地震後に安全を確認してから電気を戻す流れまで考えておくと、制度をより実用的に使えます。
佐藤
施工業者に確認することはありますか?
田中
対象規格に合う分電盤タイプか、見積書に補助対象工事費が分かるように書かれているか、工事日程が完了報告期限に間に合うかを確認してください。<span class="textMarker">申請期限だけでなく、完了報告と支払い完了の期限</span>も逆算するのが大切です。